増田有華さんを応援しながら英語学習+α

増田有華ファンが英語学習に悪戦苦闘する日記

近藤雅昭著『最短でTOEICテスト900点を超える方法』

近藤雅昭著『最短でTOEICテスト900点を超える方法(改訂版)』ベレ出版,2012年12月25日。

ある意味で「伝説」のTOEIC学習本。
HUMMERさんの『このTOEICテスト本がすごい!』にも紹介されている(pp.146-147)。
著者の近藤雅昭さんはビジネス・ブレークスルー大学大学院でMBAを取得している。
現在は外資系製薬会社勤務とのことです。OJiM監督やRabbitさんより若いはずだ。
そういえば,小学校6年の時好きだった真間小学校の女の子の苗字が近藤でしたわ。

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新旧2冊購入したので,多少ぶーたれるのは許していただきたいと思うわけです。

「初版の一部内容に不備があったため、改訂版を発売致しました。」
ちゃんと回収したんだよ。立派だよ。ベレ出版。よいしょ。

私にとって最大の衝撃は,Listeningのdirectionsの間にPart 5をやることではなくて,
交渉すれば,会場を変更できるということが堂々と書かれていること。
「そこで私は,TOEICの事務局に電話をし,交渉の上,他県ではあるが最寄り駅からの
沿線上の会場に変更していただきました。」(p.156)
どうもネットで調べると,この他県っていうのがミソのようですわ。
著者の近藤さんの場合,冠婚葬祭や仕事の都合ではなく,「不便だから嫌と言っている場合」だから,
わざわざ著書に書かないほうがいいのではないかと思うわけですわ。
[2013年7月7日追記]
2013年9月の公開試験から,申し込み後の受験会場の変更が可能になるようです。
受験者にとって,好都合なことで歓迎いたします。この著書のこの部分の記述も問題なくなるので,
近藤さんにとっても,よかったのではないでしょうか。

著者の学習歴を辿りたいのだが,実はよくわからない。
TOEICの本は,いつの公開試験・IP試験でスコアがどうだったということが
事細かく書いてある本が多いのですが,大雑把な話しかでてこないのが残念。

タイトルに「最短」を入れてあるがために,著者が割と苦労して達成したことを
ボカそうとしている「悪意」みたいなものを感じるんですよ。
著者の近藤さんはすごく努力して,音読中心にがんばって,立派だと思うけれども。

とりあえず,表紙の表現をコピペしておく。
575点から1ヵ月で100点UP!2ヵ月後には800点突破!
レベルに合わせて学習法を変えて,3ヵ月後には920点に!
この「レベルに合わせて学習法を変えて,3ヵ月後には」が曲者なのだが。
著者の学習記録と著者の学習法の提案とがごちゃごちゃになっているんですよ。

「たまたま受講したTOEIC受験のためのコーチングスクール「プレゼンス」の授業で
使用されていたものです」(p.69)という記述があり,少なくとも単語集がこの時点で揃っている
ことになる。著書で書かれているTOEIC向けの勉強がいつ始まったのかはわからない。
どうもはっきりしないのだが,

最初に2ヵ月勉強して,575点,
次に1ヵ月勉強して,675点,
次に2ヵ月勉強して,830点,
次に3ヵ月?勉強して,920点,のように思える(p.7)。

確実と言えそうなのが,830点までに5ヵ月かなあ。

「前回2ヵ月の勉強であっさりと150点を越えるスコアアップに成功した私は、
今回は900点を越えるものと確信していました。」(p.155)のだが,
「結果は散々。前回の試験から本番まで精一杯努力してきたのに、リスニングのスコアは
大きく上がるどころか、30点マイナスでした。」(pp.157-158)
これを読むに,830点のあとスコアダウンしたと推測される。
さらに,「点数が伸びない時期には」,「なかなか点数が伸びない私を見かねてか、妻が」
(内助の功ですわ!)(p.173)とあるので,どうも830点と920点の間に苦労があるように推測される。
内助の功も実らず,「当然結果は目標を下回るものでした。」(p.174)
「たかが1ヵ月後の試験で、数十点のスコアアップにつなげることも可能です。私自身
この期間に続けて受験することで、たかが1ヵ月間で、またTOEIC800点後半を超えてからも、
50点以上のスコアアップに成功しています。」(p.200)
ちょっと待て!。920-50=870だから,このあたりの点数をとったこともあるということだ。

明示的に月日がわかるのは,以下の試験。(p.211)
2008年11月30日
2008年12月5日(これはIP試験だ)
2009年1月11日;さらにp.150から2009年3月15日の公開試験も受けたと推測できる。

「リスニングパートについてはコンスタントに480点以上獲得」(p.217)とあるが,
(リスニングで30点スコアダウンした後の話しでないと整合性がないので)
この状態は920点獲得後の話のはず。「コンスタントに」と書かれているので,
920点取った後もTOEIC受けていたと推測できるが,ベストが920点のようなので
(ベストが920点とは明示的に書かれていないようだけど,もっと良いスコア出してれば
そのスコアを書くよね,普通)リーディングは「コンスタントに」450点より低いスコアと推測できる。

暫定的に;アビメの感じからは第143回が675点の感じではないので
間違っている可能性が高いのだが,無理やり,早く達成した状況を当てはめた。

第142回2008年10月 575点
第143回2008年11月 675点
(IP)2008年12月 ?
第144回2009年1月 830点
第145回2009年3月 ?
かなあ。このペースでも公開試験ベースでは,920点をとったのは,第147回2009年6月以降と
考えられるのだが,いつなのだろうか?

具体的な学習法を書くと,営業妨害になると思われるので,コメントしませんが,
模倣したいと思ったのは,シャドーイングの部分。


にゃもし