増田有華さんを応援しながら英語学習+α

増田有華ファンが英語学習に悪戦苦闘する日記

小林伸治著『英検1級合格!私の方法』

小林伸治著『英検1級合格!私の方法』明日香出版社,2005年。

私が最初に思ったことは,著者の小林さんはけっこう英語ができて,
もし英検1級が現行の形式になるのが早ければ,もっと早く合格していたのでは
ないかということです。

英検1級絡みの本は少ないので,アマゾンのレビューは散々だけど,
BOOKOFFで見つけたので,買って,読んでみました。
もっといい内容がブログであるという意見には同意しますが,
本を一冊出すのはけっこう大変なんですよ。

英検1級の学習本はどうも共通して,なぜか著者の学習記録が手薄なんですよ。
一部ネタバレになりますが,時系列に直して,著者の英語学習過程を辿ります。

1977年慶應義塾大学法学部法学科に現役入学。
1981年紀伊國屋書店に入社。
1986年シンガポールに赴任8年:1994年まで?
1994年?1995年?TOEIC760(p.21);十年前に一度受験
1999年?英検準1級合格(p.10);準1級合格後5年を経て1級合格
2001年1月から茅ヶ崎方式英語会(p.48)
2003年秋から2004年半ばCEL英語ソリューションズ(p.51)
2004年度から英検1級現行方式へ
2004年第1回英検1級一次合格(84点合格最低点82点)
2004年第1回英検1級二次不合格(54点)
speech&interaction=18, grammer&pronunciation<12(p.98)
2004年第2回英検1級二次合格(72点)(p.101)

だいたいこんな感じです。1995年頃にTOEICで760点って,けっこうすごいと思うんだよね。
あと,英検1級二次は神崎正哉先生やウィットロック慶子先生も落ちてるから,
気にすることはないわけです。神崎先生は旧形式かなあ?
英検準1級合格までがよくわからないけど,旧形式の英検だから,苦労したんじゃないのかなあ?
現行方式なら準1級もそんなに苦労しなかったかもしれない。
繰り返しになりますが,著者の小林さんは,それなりに英語ができるのに,
英検の形式に苦しめられたんではないでしょうか?
1995年頃からTOEICに特化していれば,早く最高点を出せていたかもしれない,
なんて妄想を抱いてしまいました。
学習法は30分を基本単位にしていくというものです。参考書とか書くとネタバレになるので,
省略します。っていうか英検1級って,参考書そんなにバリエーションありませんし。
英検1級の試験会場では参考書サーチの楽しみがありません。旺文社かジャパンタイムズだもんね。
TOEICの試験会場だと他の人がどんな本を使っているのかサーチするの楽しいんだけどね。


にゃもし