スペースFS汐留ホールで開催されたプレビューに行ってまいりました。
開場の午後2時前後は新橋あたりでは雨が降っていました。
3分前の14:12にブザーが鳴り,定刻にまた,ブザーが鳴り,始まりましたが,
映画館でかかるあの警告が流れて,びっくり。あれ,試写会とかでも流れるんですか?
一言で言えば,「驚愕の結末!」ですわ。伏線がすべて回収された「カタルシス」が
訪れたのかと思っていたら,「うそー」という結末も,よく思い起こすとあの二人の間の
セリフがここに生きているんだなあと思ったりします。
何回も見たくなる映画だと思うのですが,私は,DVD化 or Blu-ray化,待ちかなあ。
上演後,宣伝担当のモリタ氏がMCを務めるセッションとなりました。
右腕の具合がずっと悪いので,きちんとメモが取れていないのですが,いくつか,
つまんでおきます。聞き間違いとか,あると思います。m(_ _)m
まず,最初,MCから,1月15日は「アダルトの日」日本で最初のヌードショウが開演された日で,
なおかつ「警視庁創設記念日」であることが紹介され,映画内容にマッチした
イベント開催日として,いい日だという話になりました。
宅間:この映画には特別な思いがある。大規模な予算のつく映画は制約が多い。
制約の少ない「ローバジェット」の良さを追求して,カットを割らないなど,いろんな
チャレンジをしてみた。
三上:この映画の登場人物は「全員クソ野郎」。僕自身はいままで,できるだけ,
はみ出そう,はみ出そうとして,生きてきた。この映画では,生き生きと「クソ野郎」を
演じさせてもらった。(浜岡一喜もこの場に来たかったようだけど,「京都で髷ゆってます」
(時代劇に出演している)というこのなので,来れなくて,残念。
酒井:演じる際,参考にしたものは特になかった。すごいチャレンジな仕事で,その場で生み出された
細かいものとが映画に生かされている。三上さんとは,みんなが帰った後とかに,地べたに座って,
2・3時間,二人でディスカッションとかしたりして,かなり濃密なコミュニケーションを取りながら,
演技した。
三上:撮影を始める前に,二週間ぐらい,稽古をした。これがあって,いろいろ試すことができた。
三浦:曲者の中で,本読みの段階から,ビクビクだった。オーディションで勝ち取った役。
現場が暖かくて,初めて,本当に勉強した感じ。「愛のある喝」があった。
三上さんに,胸をしたから押し上げてもらって,映画では,「おっぱい」がきれいに撮れている。
三上:撮影自体が綱渡りだった。4x分のカットが2つ入っていて,40分以上うまくやっていても,
最後で失敗すると,取り直しになるので,本当に,みんなで助け合って,OKを出す,そんな感じだった。
宅間監督は役者のことをわかった上で,いろんな企みを仕掛けてくるので,僕や酒井さんは
(役者として,歳を重ねているので),追い込まれることはそんなになくなっているのだけれども,
この映画では,追い込まれていて,それが,映画の中に写っている。
最後に初めて見る方へのメッセージを!
三浦:よそ見をしないで,見て欲しい。リピーターになってください。
酒井:三上さん,かっこよすぎる。14年ぶりに三上博史を映画で見れるだけもすごいこと。
初めて見るときはフラットに,2度目以降は,斜めから,伏線を考えたりとか。
三上:こういった映画はありそうでない。俳優を観察するにはとてもいい映画です。
宅間:このバジェットでできる中で,こだわりを持って作った。この分野の映画では,
アジアの中でも日本は遅れているのではないかと思っている。
以上