増田有華さんを応援しながら英語学習+α

増田有華ファンが英語学習に悪戦苦闘する日記

yoga breaks 全力特急review

結構勝手なことを書いています。すいません。誤解されるといけないので,書きますが,貶めようとか
そんな意図はなくて,もうちょっと改善できたところがあったんじゃないかなあという思いなのです。

一読者の邪推
HUMMERさんはデビュー作を特急シリーズで出版されました。複数の出版社から出版できる可能性が
あったと思うのです。その中から,特急シリーズを選んだのは,HUMMERさんのこのシリーズへの
思い入れ故だと思っています。
問題の提供については,TBRオールスターズの友情出演もあったと思うのですが,そうなると,
問題解説とかもその先生方がすればよいことになってしまいます。その意味で,外国人に問題提供を
してもらい,解法・解説をHUMMERさんが執筆するというスタイルを求めたのだと思います。
スリーエーネットワークから出ている『TOEIC TEST 成功をつかむ条件』は,キム・デギュン先生と
HUMMERさんの実質的なコラボ第1弾です。この仕事を通じた親交から,今回の問題提供へと
つながったのでしょう。ちょっぴり韓流の香りをつけることもできます。全力特急をはじめ
他の問題集などのレビューを読むと,キム・デギュン先生の問題はやさしめということですが,
HUMMERさんはやさしめの問題を絶対落とさなくして,自分の解答の型を確立すれば,900点まで
手が届くと判断したのでしょう。
判型について
HUMMERさんは,この本でPart3/4/7を重視しています。
新書版ではPart7はレイアウト的に苦しいわけです。
特急シリーズには鬼子扱いのものが2冊あります。Morite2先生がラジオなどで売れていない,
売れていないとやたら連呼していた気がします。
特急シリーズの特徴である携帯性が大きく失われてしまうことと価格が高いことなどが原因でしょう。
その後,判型を新書サイズにして,発売されました。Part7の問題を考えれば,大きいサイズの方が
いいものの,すでに失敗した前例から,新書版を選ばざるを得なかったのだと思います。

イメージ 1
一番ページ数が多いのが,全力特急,一番ページ数が少ないのが正解特急(模試外されたから)

目標とするレンジが,600-800>>>730-900と広いので,ときに(特に730点を目標とする)
読者には酷なことが結果として書かれてしまっています。これはしょうがないよね。

序章
サービス精神に溢れていて,本書の全貌がよく分かるように書かれています。However,そのために
どのようなことが書かれているかわかってしまうので,序章>クォーター模試へといく方が多いかも
しれません。

第1章
「要約リテンション」を丁寧に説明することに注力しすぎていて,肝心のリスニング(内容を掴む)
対策についての記述がバラバラに挿入されるような形になってしまっているのは,すごく残念です。
HUMMERさんは,想定読者を少なくとも600点(L350 R250)はあるとしており,L350はPart3&4の大方の
内容を掴めていると仮定しています。(p.26)
一方で,p.40には,「「話の内容の7~8割はつかめている」というのであれば,純粋なリスニングの
ためのトレーニングと並行し」とあり,さらに「「5~6割しか話の内容がつかめていない」と感じるようで
したら,基本的なリスニングの関連書籍を一冊購入し,まずは基本的なリスニングのトレーニングに
できる限り多くの時間を費やすと良いでしょう。」とあり,やや突き放された感じになっています。
単語の覚え方のコラムの分量を半分にして,リスニングの基本トレーニングについて書いてあれば,
よりよい本になったのではないかと思います。
p.37のシャドウイングについての部分も,(結果として)先読みのスピードが上がることに比重が
置かれてしまっています。
p.38-39の質問のパターンとテーマの確認についても,「質問のパターンとテーマは意識して覚えようと
するものではなく,何度も模試や問題集を繰り返すことによって自然と身にについてくるものです。」と
わりとあっさりしています。後のコラムで(p.221)で
「リスニングならば,必ず全文のスクリプトを確認し」,
「理解できないような表現が全くない状態まで復習する」,
「自分の知らない単語やフレーズ・意味のとれない文があった場合には,すべて何らかの形で
書き出して覚えるようにする」ときちんと書かれているので,残念です

第2章
判型が大きければ,もっといいものができたのにと思うと残念。ないものねだり。

第3章
p.165の101の問題の解き方のレイアウトですが,(後の四択の問題全てに共通しますが)
■1の位置を(A)の左側にして,下方向に矢印をするほうが,正確だと思います。

語注について
同じ表現が繰り返し出てくることについては評価が別れるでしょう。私は,語注については,
ヒロ前田先生派ですが。。。

こんな駄文でも,打ってはデリートし,の繰り返しでえらく時間がかかってしまいました。

にゃもし